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好きでいてよかった【終わらない不幸についての話】緒川千世 / 感想ネタバレレビュー

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前作の、なかなかにクズ度が高い攻め兄のお話です。

いろいろ歪んだ人が、真っ直ぐな人にほだされてくのっていいよね

電子書籍

エロ ★★

大変今更ですが、このエロ度は回数もですが、
主に局部がくっきりかどうかで判定しています。

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終わらない不幸についての話

自分としては珍しく、兄は攻めでも受けでもどっちでもいいなーと思ってたんだけど

なんだかんだで受けでいてくれてよかった!w萌えた!

中身イケメン×わりとクズ野郎(チャラ男)なんだけど、

すっごい可愛いなーって思ったのは

兄が、周りには「自分はタチ専だ」って言ってることね。

でも攻めとするときは下なのね。

一番最初に車の中で攻めに乗っかったとき、
「ああ男とやる時は受けなんだ」と思ったの。

でも、タチ専っていうのは本当で、あの時がほんとのほんとに初めてだったのか?って思ったら

それめっちゃ相手のこと好きじゃんって、

そりゃ痛いわなと思って萌えた・・・

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「今までは突っ込む側だったけど、好きすぎて向こうに負担かけるのは嫌だから自分に挿れよ」

ってタイプってあんま見ない気がする。

基本的にその話の中では、
例えば攻めに「過去は遊び人」って設定があったとしても、突っ込む側なのは一貫してて変わんないからね。

そんなことは言ってられないってくらいなりふり構ってられず、

道具もない痛いのわかってるだろうにそれでもって、

めっちゃ好きじゃんって思ってさ・・・

こういうクズ男って客観的に見ると下半身の緩いアホなわけだから、絶対近づきたくないけど、
遊びまくってんのは実は初恋を忘れられなくて自分でもどうしようもないって

ただ不器用なだけのパターンすごい可愛いよねw

こういう人ほど子供っぽいとこがあったり、だったりするんだもんw

初めてした時は、攻めの意識がない状態だったから

攻めはちゃんと「(今度は意識のある状態で)俺またお前を抱きたいんだけど」って言うんだけど、

兄は
何言ってんだコイツと思いつつもめちゃくちゃ嬉しかったんだろうな~

こういうタイプの人間(攻め)って、相手によって態度変えるってことをしない人なんだろうなって思えるよね。

どんな人間でも関係なく同じ行動するんだろうなって。

兄は観念して「わかった、仕事終わったら行くから近くで部屋取ってて待ってて」って言うんだけど

攻めが言われた通りめっちゃそわそわしつつ待ってたのに

「きた!!」と思ってドア開けたらどうでもいい女が立ってるって

あそこまでコケにされても諦めずに向きあおうとするのはほんとにカッコいいと思う。<受け、ガチ恋愛はどうしたらいいかわかんないので逃亡

攻「俺だって一歩ずつお前のこと好きになってる」
受「信じない」

ってバッサリされてもめげないしw

いざ、「ちゃんと向き合え」ってなったら子供みたいに逃げるしかできない兄が可愛かったw

こういうとこ子供か!!だよねww

受けは「自分では(好きすぎて)終わりにできないからお前が終わらせてくれ」って言っただけで、

好きだとかそういう言葉は一切出してないのに、

そんだけのやり取りで

「え?俺たち付き合ってるんだろ?」

ってなる攻めも可愛いww

真面目かwww

攻めの人となりがあのシーンにすごい出てたねwいい子だよね。

終わり方が100%ハッピーエンドじゃないとこがまたよかった。

「俺超ハッピー」じゃなくて、

「いつ捨てられてもいいように覚悟しとこう」

って影を残して終わります。

他人と一緒になるってこんなもんかなと思う。

相手の気持ちがずっと変わらないって保証があったら楽だけどなw

自分はチャラ男の思考回路は永遠にわからないが、

「どうして俺は不幸なのに他の奴は幸せなんだろう」とか、

「誰にも知られず理解されずこの傷を耐えなきゃいけない」って気持ちはよくわかるなと思った。

今後、攻めと一緒にいるときの兄って
今までと違ってわりとしおらしくなっちゃうんだろうなーと思うと萌える!

まだ慣れてないし今まで遊びまくってたからどうしていいかわかんない

幸せすぎてバチ当たる気がするし攻めが真っ直ぐすぎて眩しいしで

結構なレベルでぐちゃぐちゃだと思うww

兄は結構涙もろいんだよね。攻めはそういうとこも可愛いなーと思ってそう

バスケしてるとこ見に来て泣いちゃうとか、
あそこはとても少女漫画ちっくだったw

「誤算のハート」カプの話もちょっとあるんだけど(エロはない)、
三城が、黒髪にするんだよねー!

受験あるからねw

最初誰かと思った。

いきなり強気メガネキャラが登場したのかと思ったww

作中で髪の色変わるキャラっていいよね。髪型じゃなくて色ね

池さんの「媚の凶刃」で、受けが黒髪から金髪のギャル男風になるのは、

一種のジャンルであった「黒髪メガネ受け」とか「金髪攻め」「金髪受け」の概念を全部吹っ飛ばした気がする。

それから作中で髪の色が変わるキャラにすごいハマってしまったので、今回もツボった。

髪の色ってのは、年下攻め、年下受けと同じように一種のジャンルなわけだから、

黒髪メガネ最高!と思って、黒髪メガネだから買って読んでたのに、

ある日突然金髪になるとか、それだけで地雷になる人も少なからずいるわけで。

そう考えると、普段全然意識して読んでないけど

髪の色=外見って言ってもいいようなもんなんだなと思うとちょっとおもろくなってくるwww

あと「せっかく柔らかくなったのに元に戻っちゃうけどいいの?」って台詞が地味にじわじわきた・・

烏堂弟は、三城くん(前作の受け)のおかげで
お兄ちゃんと結構気さくに話せるようになったので
この兄弟、お互いいい相手に会えてよかったなーと思わずにはいられない

この4人がワイワイしながらWデートしてるとこ見たい!

また遊園地にでも遊びに行ったらいいんじゃないかな

全員で青姦おっぱじめたら困るけど(前作の描き下ろし参照)

これ奥付見ると1,2話と3,4話で2年も間があいてんだけど何があったんだ・・・

そして絵柄が全然変わってないのがすごい。

そう言われてみると2話の段階でも綺麗に終わってはいるんだね。

しかし、今までノンケだった男が、
自分と同じくらい背のデカいガッチリした男と一緒にいることを選ぶって萌えるね~

とか、歪んだ人が真っ直ぐにほだされるのはやっぱいいなーとか

改めて思ったがいっぱいあった作品でした。

もう攻めの真っ直ぐさには勝てない。性格がとても男前でした。

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