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安定の受けの無神経っぷり【NOW HERE】木原音瀬

YOUNG BAD EDUCATIONの感想でNOW HEREのことをちろっと書いたら
久しぶりに読み返したくなったので、
2年ぶり4度目(適当)くらいに読み返しました。

エロ★★★
(プレイ的な意味で)

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NOW HERE

30歳部下×50歳枯れたオッサンです。
表紙のオジサンが受けです!

どれだけ枯れてるかというとおしぼりで顔を拭くほどです。

おしぼりが出されると仁賀奈は眼鏡を外し、顔を拭いた。
これまで付き合ってきた男たちはやれといってもそんなことはしないので、
オッサンだなと身に沁みて思う。

蒼竜社/NOW HERE P39 より

まあ、オッサンはそういうことするかもしれないけど、
普通書かないよね?

普通、二次元で夢をぶっ壊さないじゃないですか?

このあたりが木原さんなんだよね~

他にもサッパリしたものばっかり食べるとか、
なかなか勃たないとか現実的な描写の連発w

読者にもキャラにも容赦無いところが大好きです。

これを最初に読んだとき、
この作品をこの世に出してくれてありがとうございます
って、思いましたね~

歳の差はあればあるほど受けの劣等感が広がって良いと思います。

そして、やっぱり何度読み返してもヘビーな愛憎劇でした(笑)

うじうじおっさん

受けは表紙で見たとおり、
バリバリのかっこいいおじさま!!というわけじゃありません。

根暗うじうじ系おっさんです。

そんな根暗な性格で、学生時代好きだった女性に告白できないまま、
その女性は受けの友達とサッサと結婚してしまいます。

攻めと受けは会社が同じなんだけど、飲み会で酔った攻めが
全然好きでもなんでもないのに、酔った勢いで受けに
「好きです」って言っちゃうんですね。

攻めのストライクゾーンはキレイ目の若い男の子です。笑
酔ったときの常套句だったので、いつものように息するようにポロッと出てしまったのです。

受けは自分が好きな人に気持ちを伝えられなかったから、

“同姓でしかもこんなに歳が離れてる自分に告白するなんて、
どれほど勇気がいったことだろう”

と情けをかけて一晩寝てしまいます。
それが始まり。

で、攻めは自分が受けのあらゆる意味でのハツモノだと知って、
罪悪感が出てきて「せめて綺麗にフッてやろう」
情けをかけて連絡とったりするんだけど、

受けはずっと心の中に、その
”告白できないまま終わってしまった女の人”がいるし、
相手が結婚してしまっててもまだ好きだから、

攻めのことなんて全く眼中にないんだよね。

なんとも思ってない。
「好き」って言われたから身体を許しただけで、
全くもって気持ちはなびいてない。

だからうじうじおっさんでもあるけど、無神経おっさんとも言える。

攻めがどんどん受けにハマっていって、

「俺のことが好きなだから連絡してくるはず」
「俺のことが好きだから嫌がらないはず」

っていう勘違い自信が、
読んでる側からするとものすごく滑稽でね。

そのへんがやっぱ木原さんはうまいなあ~と。

最終的には

受け「あなたのような人とは、一生関わり合いたくありませんでした」

とまで言い放ちますww

あかん

これ言われたら相当キツいよね・・・
またあえてキツい言葉を選んでくるんだわ・・・

そこから、執念で持ち直すんですけどねw

最後は、ちゃんとハッピーエンド!

そもそもこれ、一晩寝たあとに何事もなかったかのように自然消滅しとけば
それで終わってたと思うんだけどねww
実際には「会社にゲイだって言いふらされるかも・・・」
って危惧があったんですが、
うじうじ受けにはそんな根性はありませんww

読者もびっくり

攻めは、適当に何回か付き合ってやって、
頃合いを見て傷が残らないようフッてやろうと思ってるんだけど、
気づいたら受けのオッサンにすっごい夢中になってるんだよねww

「あれ?さっきまでオッサンのこと嫌ってたよな?」
って、読んでたのにも関わらず「なんでこうなった?」状態ww

・・・・・・・・・

「描写がない」ってことじゃなくて、書き方がうまいんだよね。
ほんと、「何故か」「いつの間に」なの。
攻めも「なんでこんなオッサンに夢中になってんだ?認めたくない」
って思ってるから、攻めの気持ちを追体験できますねww

(突っ込んでゆさゆさしながら)
オッサンはどうせ自分しか知らないから気取る必要もないし、
なんかラクだな~と思う。

みたいな描写があるんだけど(何ページか忘れました・・・)、
それは確かにそうだよな~と妙な説得力があった。

相手は自分しか知らないから(半世紀童貞)
セクロスが上手いとか下手とか言われる心配もないしで
とにかくラクなんだよね。

今まで攻めは散々若い子を食い散らかしてきたので、
そういう部分でハマっちゃうことが余計に腑に落ちる。

攻めがよく行くゲイバーのマスターがいるのですが、
それがまたいい味出してます。

ママ「この前の話ってどうなったの?ほら、あのバージンのおじさん」
攻め「あぁ、あれね。さっきまでセックスしてた
ママ「えっ、えええーっ」
攻め「俺から半世紀の匂い、しない?

蒼竜社/NOW HERE P45 より

半世紀の匂いwwwww

台詞のセンスww
もうね、発想に笑うwww

木原節炸裂でシュールなところがいっぱいありますw

エロ方面は意外にハードww

お前俺のケツの中でションb(略)

があります。

あとね、攻めが「お父さん」って呼ぶプレイ(?)があってよかったww
受けの劣等感を刺激するには最高の一言だと思います。萌えた・・・

鈴木ツタさんの挿絵もさすが!という感じでした
半世紀ということで、やりきった!!って感じでしたね

攻めの執念勝ち

嫌がられても、なんとか接点を持とうと、
糸が完全に切れないよう、
粘り強く行動した攻めの執念勝ちかな。

「何かせずにはいられない」
「もう諦めろと思うのに自分じゃ制御できない」

くらいに好きだったからねー
一歩間違えればストーカーw

そのおかげで、「行動しないという選択肢がない」状態だったから、
気持ちの強さの勝ちですね。

年下攻めスキーで、イライラするオッサンが平気で、
容赦無い描写(色んな意味で)にも耐えられる
方には
おすすめ!

なかなか勃たないのに、「早く」って急かされて
「もっ、もう無理ですっ」って言う受けはカワイイですよ!

というか年下攻めスキーには是非読んで欲しいですねww

BL版愛憎劇です。

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ちなみにCDも聴いたけどいろんな意味ですごかったw
鳥海声の「お父さん」のインパクトがすごすぎたことがめっちゃ記憶に残ってます。
かなり前に聴いたので、また聴き直して感想書きたいな。


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